どうも、タボさんFollow @hiro_taboです。
興味深い記事が日経に載っておりました。
『投信 縮まぬ日米格差 日本は「テーマ型」に偏重』
電気自動車、ロボティクス、フィンテック……。2018年の日本の投信の資金流入上位30本のうち4割の12本はこうした「旬のテーマ」に集中投資するものだ。
一方、米国の上位30本は全て世界もしくは米国全体の株・債券に幅広く分散する投信。テーマ型は一本もない。
出典:日経新聞電子版
日本ではわかりやすい投資信託を選択。
一方の米国では分散型の投資信託を選択。
こんな差があるそうです。
では、なぜこの事実が「日米格差」という言葉で表されるのか?紐解いてみましょう。
テーマ型投資信託は長期的に値が上がりづらい
これは該当記事にも書かれているのですが、投資信託で設定されるテーマって旬がピークであるコトが多いのです。
その投資信託の中に組み入れられる企業の株価が、その時にはもうすでに高くなってしまっているケースですね。
一時的には上昇は見込めるでしょうが、ピークを過ぎると下落しやすいという特徴が出ます。
投資信託は長期保有が前提となりますので、テーマ型はあまり相性がよくないのです。
もしテーマ型の投資を行いたいのであれば、投資信託ではなくシンプルに株を買いましょう。
FOLIOさんが良いサービスを出してくれています。
関連記事:FOLIO(フォリオ)を初めて1週間。ここまでの実績をみてみる
わかりやすく売買できるので、普通に買って、値が上がったら売り抜けるのがオススメです。
目安の12%オーバーしたので、売却!エントリーしたポイントがよかったですね。うまく回復の波に乗れた。
さくっと売却できるのも使いやすくてありがたい! pic.twitter.com/FFrRmYwFnm— タボさん@放置プレイで稼げ! (@hiro_tabo) 2019年2月26日
もう1つの日米格差。日本人は手数料おばけ
投資家が負担する保有コストは日本の上位30本が平均で年率1.4%とやや上昇したのに対し、米国は同0.3%と10年前の半分に下がった。
日本の売れ筋の多くは、運用担当者の腕で市場平均を上回る利益を狙う「アクティブ(積極)型」だ
指数に連動するよう運用する「インデックス型」は低コスト。米国では10年前に5本だったインデックス型が13本に増えたが、日本は2本から1本に減った。
出典:日経新聞電子版
日本人が手数料に使っている年率は1.4%。
一方の米国では0.3%。その差約5倍・・・とんでもない格差ですね。
これは日本人が「ひふみ投信」に代表されるような「アクティブ型」を好む傾向があるからです。
上がる時はぐぐぐっと上がるのですが、如何せん手数料が高めです・・・
要は根っからのギャンブル気質なんでしょうね。
(まぁ、ぼくも購入しているので人の事言えないのですが・・・w)
積立で長期保有していると、アクティブ型は結局手数料負けしてしまうってケースもありえます。
投資信託は、【超分散型×インデックス型×低手数料】。コレが鉄板ですね!
手数料が爆安のオススメ投信を以下記事でも触れているので、のぞいてみてください。
関連記事:【鉄板3選】10万円から始めてみませんか?少額からスタートできるおすすめ資産運用!
日本で投資信託をやっている方は高齢者が多いそうです。
そして、その高齢者の方々は銀行や証券会社で営業を受けての購入が主ルート。
銀行・証券会社の営業の方は手数料が高い商品ほど潤いますよね。
こんな販売構造が、日米格差を生んでいる一因ともなりえます。
ということで金融リテラシーは自分で上げるしかありません。
しっかり勉強し、損をしない選択ができるようになりましょう。