どうも!
トライオートFX運用、1周年のタボさん(Follow @hiro_tabo)です。
さて、最近は円高傾向ということもあってか、リスク管理・資金管理に関するお問い合わせもちょこちょこ頂きます。
(書いている日は、2019/6/9です)
以前、以下のような記事も書きました
関連記事:【失敗したくない】トライオートFXのリスクと向き合ってみる
上記の記事では、色々と資金の説明をしていましたが「もっと簡単に計算できないか?」みたいなお話も頂いていたので、
今回は、僕が実際に使っている資金管理シートをご紹介したいな~と思います!
シンプルに、簡単に、けど精密に資金管理したいですよねw
トライオートFXのようなリピート売買での資金管理の大切さ
と、その前に。
なぜ、そんな管理シートを作成するに至ったのか?に対して軽く触れておきます。
「失敗しない系」の記事って、世の中にたくさん出回っているんですよね。
しかし大体が、
①小さいレンジで損切り細かく
②大きなレンジで資金多めに
③らくトラ(※)使おう
(※)マネースクエアさんのトラリピの資金シミュレーションツール
というコメントが多いかなと思います。
特に②と③ですかね。
②だと、「このレンジまで広げるなら、この間隔(0.4円間隔とか)がいいですよ」なんかの内容ですね。
けど、ぼくは理系脳なので「なぜその間隔がいいのか?」を自分の頭で理解・管理できないと怖いのです。
実際にその注文を何口持ったら、いくらの資金が必要で、いくらの暴落(冒頭)まで耐えれるのか?
これらを「各ポジション単位」で全て把握・見える化できてこそ、リピート系の資金管理の精度は上がっていきます。
逆にコレさえできてしまえば、ポジション数・間隔・資金、全てコントロール可能なんです。
トライオートFXでの資金管理方法
と、小難しく書いてしまいましたが、実際は超シンプルに管理しています。
やり方としては、Googleスプレッドシートを用いて、以下のような管理表を通貨ペアごとに作成しています。
▼トライオートFX(豪ドル円)の資金管理シート(実物)
実際に持つ(または持つ予定の)ポジションに対し、買い注文(ロング)ならD列に、売り注文(ショート)ならE列に注文数を入力します。
すると、その行の右側に保有したポジションに対する必要資金(①必要証拠金+②予測含み損額)が算出されます。(中に関数組んでます)
ちなみに、必要資金の計算は以下のようになります。
▼①必要証拠金
例えば豪ドル円が80円のポジション1つ(1000通貨 ※1ポジションあたり1000通貨です)なら、
80円 × 1000通貨 ÷ 25(レバレッジ)= 3200円
という計算になります。
▼②予測含み損
A(過去最安・高値)まで到達したときの含み損と、B(過去5年での最安・高値)まで到達したときの含み損の2パターンで
それぞれ買い時・売り時で計算させております。
例えば、豪ドル円80円のポジション1つを「買い注文」で持ったとすると、
A(過去最安値 ※買い注文なので最安値で見ます)まで到達した場合、豪ドル円の価格は55.05円ですので、
(80円 – 55.05円)×1000通貨 = 25500円
となります。
この①と②を足した数値が必要資金ですね。
この必要資金を最終的に足しあげた数値として、上の段に赤文字で合計値が算出されます。
この合計値が、現在の保有ポジション数に対して必要な資金となります。
現在の僕の買い注文をみると、Aパターン時で約95万円。Bパターン時で約44万円ということになります。
ちなみに、買い・売りどちらかの大きい方の数値が実際に必要な資金となります。
トライオートFXの資金管理シートのサンプル公開
そう。
難しい事は考えずポジション1本1本関数組んで、俯瞰的に管理できちゃえば一番楽なのです。
かつ精度も高いのです。
そして、今回はこの数表サンプルを公開してみます。
もし、管理方法や資金が怖いって方は、参考にしてみてください。
すでに関数も組みあがっているので、もしご自身で管理シートを作成する際には参考になるかと。
トライオートFXの資金管理シートの使い方
もし、サンプルを直接使いたいって方用に、軽く説明乗せておきます。
まず上記のURLへアクセスしてみてください。
(上記は閲覧専用ですので、編集できません)
アクセス後、エクセルとしてダウンロートしてください。
これで、お手元に管理シートが残るはずです。
シートは「○円」「○ドル」用の2つあります。
AUDJPYが「○円」用。NZDUSDが「○ドル」用です。
「○ドル」用は、現在のドル円価格を入力せねば使えませんので、以下の黄色いところに入れてみてください
※もし、Googleスプレッドシートで行うって方は、該当部分のセルに「=GoogleFinance(“currency:USDJPY”, “average”)」って入力してください。
最新のドル円終値が入るようになります。
管理したい通貨ペアの、「設定レンジ」と「安値高値」をそれぞれ、以下の箇所に入力してください。
▼レート入力
B列に、注文を設定している各レートを入力
▼最安値・高値入力
5行目に、許容範囲としたい最安値をMIN B(またはMIN A)、最高値をMAX B(またはMAX A)に入力して下さい。
ぼくは、A・B両方でみたいので2種類作っていますが一方しか使わなくても大丈夫です。
参考までに、ぼくが使用している最安値・高値表も載せておきます。
(上記のスプレッドシート内に入ってます)